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先日のこと、しなやかな革のリードで左の乳房を博たれ、逝きました。
前後の記憶は、麻縄で股縄をしていただいていた……という程度のものしか御座いません。

ただ、博たれた痛みで逝った。その瞬間が脳裏に躰に、鮮烈に焼きついて離れません。
痛みの後に快楽がくるのではなく、痛みそのものが快い衝撃となってわたしを貫いたのでした。


皆様は「聖テレジアの法悦」という彫刻をご存知でしょうか。
聖女テレジアが天使の槍に刺し貫かれ法悦をおぼえたまさにその瞬間を描いた作品です。

ここ最近のわたしは、ご主人様によって絶頂へ導かれると、
真っ白な光に焼き尽くされ無と凪ぎへ放り込まれるような心地がいたします。
まるでこの聖女テレジアのように。
肉慾と頽廃の下に組み敷かれながらしかし、同じ顔をしているのだろうという自覚があります。

息も出来ず、声ももらせず、受け入れた苦痛と快に背を弓なりにして、
ほのかに脣を開く……。

厳しい鞭にはやはり眉を歪ませずにはいられませんし、すべてがすべてそのような顔をしているわけではありませんが、ひとたびその境地へ投げ込まれると喘ぐこともすすり泣くこともありません。
わたしの外部へ漏れ出すことをやめた悦美の光が、ただただわたしの脳と躰とを焼き切らんばかりに輝いて、ともすればわたしを維持しているなにかがぶつりと切れて終わりそうな気がするのです。

それでも、気がついたら、涙で滲んだ世界が見えます。ご主人様が目に映ります。

――いつも、“ここ”へ還ってこられることが不思議です。
戻ってくると、それまで忘れていた呼吸と声とがわたしのなかで再び芽吹き、絶頂の静けさとは真逆にうるさいくらい木霊するのですが、その方が余程人間らしい……いきものらしい反応なのではないかと思ってしまいます。

なにせ獣のように叫ばずにはいられないときの快楽は、泥のような蜜のような重い“快楽”に全身浸かり、涎まで垂らす始末。
生々しく。躍動的に。絶頂へ向けて駆け抜けるかのごとく、鼓動が逸り、躰は熱を帯び、汗が膚を湿らせるのです。
もちろん、その瞬間も至福です。味わえたならば感動に気が狂いそうになります。
こちらのほうが“快楽の絶頂”と呼ぶに相応しい姿であるとも想います。

対してあの瞬間は、なにもかもから切り離され押し上げられ浮上してゆく、あの瞬間は。
生命的な感覚が酷く薄れて、まるで別世界へ逝くかのようです。
ほんとうに、わたしというものがすべて薄れて……


わたしはどうして、あの瞬間に死ねないのでしょうか。


身を任せ、攫われ、光に焼かれ、
――あの瞬間に溶けてしまえたなら……。



……ああ、うまく纏まりません。
あの瞬間を言葉にしようとしても、うまく表現できない。
ただ、あれを垣間見たわたしは、究極的なものに投げ出されたのではないかと思うのです。

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》アレを垣間見たわたしは
ソレをもういちど もう一度と際限がなくなったり。でも、未だにそれがなんなのか理解が来ていないわたし。
ソレを理解できたときわたしはドウなるのか… 怖いです。
2013/05/18 18:15 |ゆう。 #-URL[ 編集 ]

ゆう。さん♪

ゆう。さんも、この光に包まれ消え入るような感覚……味わっていらっしゃるのでしょうか?

わたしはシンプルに「悦びそのもの」であると感じます。
ただただ、ひたすらに感じることしか出来ない……。

ゆう。さんは、その感覚に何の気配を感じますか?
それが怖れ……なのでしょうか。
2013/05/18 21:42 |菜々子 #POQ5NLzMURL編集 ]

…うーんw

コトバが浮かばない、というか当て嵌まらないというか?
イクというかオチルというか?
クルというか登り詰める?

歓喜と恐怖の狭間?というか

…むつかしいデス。
2013/05/18 21:52 |ゆう。 #-URL[ 編集 ]

ゆう。さん♪

なるほど*°
わたしは死ぬ……って思います。
でもピタッとくる言葉ではないかも……。
浮上して死に近づくかんじ??

この先があるなら、
もう少しいってみたい…、です。(笑)
2013/05/19 20:09 |菜々子 #POQ5NLzMURL[ 編集 ]

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