FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

昨夜、ご主人様とお逢いした帰りのこと、
帰宅した我が家の玄関前に力尽きた蝉が墜ちていて、
亡き骸と思って閉じた日傘のさきでそっと脇にやろうとしたら、

ふと、最期のちからを振り絞ったように、
蝉の亡き骸が……そう思われたものが日傘に抱きついてきて、呆然としました。

ああ、生きていたの、と。

いまにして思えばそっとティッシュに包むなりすればよかったのに、
元々虫が大の苦手で、最近になって漸くそのいのちの尊さ・愛しさを実感するようになったわたしには、
瞬間的にその考えは浮かんできませんでした……。

でも、もしかしたら。
そうやっていたら。
ふたたびなにかにしがみつき、上へのぼろうとする力強い蝉の姿は、見られなかったのかもしれません。


……急に、恥ずかしくなりました。
最期のときに力を振り絞って日傘に抱きついてきたその命を、一瞬でも、こどものように怖いと感じて。
なにも怖くないのに、かたちがちがうだけなのに、
懸命なその姿に震えてしまって。


あの蝉、
もう逝ってしまったでしょうか……。

生きるとはどういうことか、
最期にわたしにみせてくれた、蝉。

何処へ行ってしまったのか、弔うことは出来ないけれど、
七日間命の限りを尽くして鳴きつづける蝉たちに、想いを馳せます。


まるで線香花火のようでした。




スポンサーサイト
[PR]

[PR]

命。

絶対的なモノから視たらワタシタチも蝉も その命、大して変わりはないと。 そうオモイます。
ワタシタチが足許を歩くアリを普段気にしないように …ワタシタチの命も。

運命の前では。…いつか
2013/08/11 23:34 |ゆう。 #-URL[ 編集 ]

ほんとうに、祖母のとき、
まさにそんな「いのち」でした

末期に起き上がったのです

みんな、ギョッとしました.....


不思議ですね
力は。欲望は。。。。

ゆうやみに蝉の声が
騒がしいくらいの、夜です

2013/08/12 20:01 |有為子 #99DFA69wURL[ 編集 ]

ゆう。さん*°


わたしもそう想います(。vωv。`)
命の重さはどれも等しい。
蟻も人も同じです。

ただ人間は、背負っているものや、繋がっている人がいるだけで。
もしかしたら蟻だって、個々の役割以外になにかつよい繋がりがあるのかも…。

人間は特別だ、という感覚は、傲慢ですね。

いつか死ぬから、生きていると感じるのです。
2013/08/13 09:37 |菜々子 #-URL[ 編集 ]

有為子さん*°


有為子さんのお祖母様のおはなしには、
いつもいのちの強い輝きを感じます。

生きるちから、って、
すごいなぁって……。

まるで小学生のような感想だけれど、
想像するだけで、
わたしの存在は小さく、無垢になってゆく気がします……。

生きる、って、
ふしぎ…。

時に俗で、時に神秘的で…。

蝉がないている樹々を見上げて圧倒されるのは、
それが、五感に訴えるいのちの塊だからなのですね。
ぜんぶ、生きている。

夏はほんとうに燃えているんだなって、想います。
2013/08/13 09:44 |菜々子 #-URL[ 編集 ]

コメントの投稿

URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
powered by
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。