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暴力的な街の音。矢の様な人工の光。
所謂健常者には聴こえない、見えない世界。

徐々に現れ、急にわたしの肉体を取り込んだ(まるで大蛇が丸呑みにするように。電車に乗っていると、そんな気分なのだ。)世界は、
わたしにひとつのことを教えてくれた。


この肉体の苦しみは、
彼女の(ご主人様の妻の、)苦しみの一部に過ぎない、と。


これを遥かに凌駕する生き地獄の中で、いきたくても活きられず、死にきれずに生きている女性を夜毎怨みそうになっていたのかと思ったら、
本当にわたしは、ばかな女だった。


なにも解っていなかった。
想像力では足りなかった。


わたしはどの宗教にも属していないけれど、
このようなタイミングで自らの肉体を以て教えられて仕舞ったら、
そういう、神がかった何かを、
訪れるべくして訪れた何かを、感じざるを得ない。


この躰は苦しいけれど、
まるで
魂が穢されてゆくようなあの感情が、

莫迦な憎しみが、去った。



ほんとうにわたしは、なにも知らなかった。
現状は苦しいけれど、
それを知れたことには、とても安堵している。

ばかだったわたしへ。
苦しみの中に在るひとを憎むなど、愚かの極みだ。


ほんとうにばかなわたしへ。

もう、だれもうらまなくて、うらやまなくて、いいよ。


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